林檎生活100: FreeBSD でサーバ構築 #7の続き.今回はセカンダリ DNS サーバについての話.また,無償で使える DNS サービスである EveryDNS をセカンダリ DNS サーバとして使う方法についても説明する.
セカンダリ DNS サーバ(スレーブネームサーバとも.)というのは,バックアップや負荷分散のために設置する DNS サーバである.ドメインに対して権威を持つ DNS サーバ(プライマリ DNS サーバという.マスターネームサーバとも.)のクローンとして動作すると考えればいい.この仕組みによって,プライマリ DNS サーバに障害が発生しても,セカンダリ DNS サーバが使用されることで,名前解決ができないという状態を回避することができるようになるのだ.
じゃ,2台目の DNS サーバを構築して解決だね♪ということなのだが,実際にはプロバイダから貰っている固定 IP アドレスがひとつしかないってことがざらなので,2台も DNS サーバは立てれない.じゃー,どうするのか?友達も自宅サーバ立てていて,友達の DNS サーバにセカンダリ DNS サーバになってもらおうという方法もある.しかし,そんな友達は稀有だと思うので,林檎生活100としては,無償で使える DNS サービス EveryDNS を利用することをオススメすることにする.
さて,その利用手順は次のとおりだ.
1. ユーザ名とメールアドレス,パスワードを入力し,アカウントを作成する.
2. 独自ドメイン名(僕の場合は,legna.org になる.)で,プライマリ DNS サーバのホスト名(僕の場合は,lucifer.legna.org になる.)入力し,セカンダリ DNS サーバを作成する.
たったこれだけだねw現段階での準備はここまでで OK.実際には,プライマリ DNS サーバを構築して,そのプライマリ DNS サーバが持つゾーン情報をセカンダリ DNS サーバに転送しないことには機能しないんだけど,セカンダリ DNS サーバを作ってしまえば,プライマリ DNS サーバをいじるだけで,セカンダリ DNS サーバをいじることはなくなるので,先に紹介させていただいた.
蛇足だが,プライマリ DNS サーバが死んだら,そのサーバで動いてる Web サーバも死んでるし,ぶっちゃけセカンダリ DNS サーバなくてもいいんですけどという意見があると思う.僕もそう思う.だけど,セカンダリ DNS サーバがひとつでもないと,レジストラでドメインにDNS サーバを設定できなかったのだ.(正確には,レジストラ上では設定できたが,org ドメインの DNS サーバに反映されなかった.)ということで,セカンダリ DNS サーバが必要なのだ.
次回はやっと BIND の設定に入れそうだ♪次回にこうご期待w
0 件のコメント:
コメントを投稿