2007年6月29日金曜日
2007年6月19日火曜日
MacPortsを使おう.#2
今回は,MacPortsを実際に使ってみる.実際にソフトウェアを入れてみるのがいいと思うので,テキストブラウザのw3mを入れてみようと思う.
まずは,MacPortsの仕組みや,そのインストールプロセス,それでどんなふうなことができるのかを説明する.
MacPortsがどんなものであるかは,Mac OS Xで様々なオープンソースソフトウェアを簡単にインストールする方法を提供するツールと説明した.しかし,どうやってインストールするのかも,なんで簡単なのかも説明していない.むしろ,このMacPortsをインストールする時点でかなり面倒で難しく感じた人もいるかもしれないwでも,まあここまで来た人は安心してほしい.オープンソースソフトウェアを伝統的な手法(正確にいえば,ソースからのビルド・インストール.)を使って,たとえばw3mというソフトウェアをインストールをするのは,MacPortsを設定してインストールするのより断然難しいからだ.
MacPortsというのは,伝統的な手法でインストールする際に,Mac OS X用に設定しなければならない面倒くさい部分を,オープンソースソフトウェアとMac OS Xに精通した人がまとめておいてくれたものというかんじだ.材料も切られて,下味もつけてあって,あとは焦がさないように煮るだけの料理みたいなものだ.さらに言えば,レンジでチンするのに近いくらい簡単になっている.だから,細かいことをしらなくても,インストールに関してトラブルが起きることはほとんどない.まあ,ソフトウェアの使い方(料理の食べ方にあたるのかな.)については,MacPortsは教えてくれないんで,そこは自分で調べるなりなんなりしなきゃならないけどね.
そんなMacPortsでのインストールプロセスってのは,簡単にいうと次のとおりになる.伝統的な手法でインストールしたことがないとわからないかもしれないが,すごくシンプルになっている.
1.インストールするソフトウェアを決定する.
どのソフトウェアをインストールしたいかを決めていないと何もできないからねw
2.MacPortsにそのソフトウェアが含まれているか調べる.
MacPortsに含まれていないソフトウェアはMacPortsでインストールすることはできない.でも,すごい数のソフトウェアが登録されているから,含まれていないことはほとんどない.
3.ソフトウェアをインストールする.
言葉どおりMacPortsを使ってソフトウェアをインストールする.
さて,実際にテキストブラウザのw3mをインストールする手順は次のようになる.
1.MacPortsを最新版に更新するコマンドを入力する.これで,MacPorts自身とポートファイルを最新の状態に更新する.MacPortsを用いるときは,基本的にsudoコマンドを使って,root権限で実行する.
2.MacPortsにw3mが含まれているか調べる.(当然含まれているんだけどねw)MacPortsを検索するときは,sudoコマンドを使わなくても大丈夫.
3.w3mをインストールする.
以上でインストール完了.次のコマンドを打って,動作をチェックする.バージョンナンバーが表示されるはずだ.
実際に使ってみたい人は,次のコマンドを入力する.w3mはキーボードからqを入力して,yを入力することで終了できる.詳しい使い方は,w3mのWebページやmanコマンドで調べてみてほしい.
MacPortsを使ったインストールは,こんなかんじになる.次回は,もっと便利な機能や高度な機能について説明しようかなと思う.
まずは,MacPortsの仕組みや,そのインストールプロセス,それでどんなふうなことができるのかを説明する.
MacPortsがどんなものであるかは,Mac OS Xで様々なオープンソースソフトウェアを簡単にインストールする方法を提供するツールと説明した.しかし,どうやってインストールするのかも,なんで簡単なのかも説明していない.むしろ,このMacPortsをインストールする時点でかなり面倒で難しく感じた人もいるかもしれないwでも,まあここまで来た人は安心してほしい.オープンソースソフトウェアを伝統的な手法(正確にいえば,ソースからのビルド・インストール.)を使って,たとえばw3mというソフトウェアをインストールをするのは,MacPortsを設定してインストールするのより断然難しいからだ.
MacPortsというのは,伝統的な手法でインストールする際に,Mac OS X用に設定しなければならない面倒くさい部分を,オープンソースソフトウェアとMac OS Xに精通した人がまとめておいてくれたものというかんじだ.材料も切られて,下味もつけてあって,あとは焦がさないように煮るだけの料理みたいなものだ.さらに言えば,レンジでチンするのに近いくらい簡単になっている.だから,細かいことをしらなくても,インストールに関してトラブルが起きることはほとんどない.まあ,ソフトウェアの使い方(料理の食べ方にあたるのかな.)については,MacPortsは教えてくれないんで,そこは自分で調べるなりなんなりしなきゃならないけどね.
そんなMacPortsでのインストールプロセスってのは,簡単にいうと次のとおりになる.伝統的な手法でインストールしたことがないとわからないかもしれないが,すごくシンプルになっている.
1.インストールするソフトウェアを決定する.
どのソフトウェアをインストールしたいかを決めていないと何もできないからねw
2.MacPortsにそのソフトウェアが含まれているか調べる.
MacPortsに含まれていないソフトウェアはMacPortsでインストールすることはできない.でも,すごい数のソフトウェアが登録されているから,含まれていないことはほとんどない.
3.ソフトウェアをインストールする.
言葉どおりMacPortsを使ってソフトウェアをインストールする.
さて,実際にテキストブラウザのw3mをインストールする手順は次のようになる.
1.MacPortsを最新版に更新するコマンドを入力する.これで,MacPorts自身とポートファイルを最新の状態に更新する.MacPortsを用いるときは,基本的にsudoコマンドを使って,root権限で実行する.
$ sudo port selfupdate
2.MacPortsにw3mが含まれているか調べる.(当然含まれているんだけどねw)MacPortsを検索するときは,sudoコマンドを使わなくても大丈夫.
$ port search w3m
3.w3mをインストールする.
$ sudo port -c install w3m
以上でインストール完了.次のコマンドを打って,動作をチェックする.バージョンナンバーが表示されるはずだ.
$ w3m -version
実際に使ってみたい人は,次のコマンドを入力する.w3mはキーボードからqを入力して,yを入力することで終了できる.詳しい使い方は,w3mのWebページやmanコマンドで調べてみてほしい.
$ w3m http://www.google.co.jp/
MacPortsを使ったインストールは,こんなかんじになる.次回は,もっと便利な機能や高度な機能について説明しようかなと思う.
2007年6月18日月曜日
Interop Tokyo 2007に行ってきた.
Interop Tokyo 2007に行ってきた.バイト先のIBC岩手放送が出展するということでね.残念ながら自費だけどw
まず,驚いたのはネットワーク環境が40Gbpsで,グローバルIPがDHCPで振られる.そのIPもクラスAだってこと.前情報でInteropの回線は40Gbpsだってきいてたんだけど,そのすごさが会場に行ってわかった.サーバのラックが十数代並んでて,いろんな機器が乗っかってて,とんでもない光景.機器のそれぞれを追うことなんて,僕には無理だったし,ネットワーク構成が半端ない.ネットワーク図ってこんな複雑になるんかってくらい複雑だった.もうちょっとちゃんとネットワークの勉強をしないとなぁと思ってしまった.
有名企業に並んで,IBC岩手放送も並んでた.僕が少し手伝ったものもそこにあって,最終日にはそこで説明係をやることになってしまった.いやぁ,いい経験になった.ローカル局もこれからは頑張らないとね.Internetに地方もくそもないんだから.
他の企業のブースもすごかったし,僕の理解の範疇をこえた難しいこともあって頭が疲れた日だった.すごさを文章にできるほど文才がないからあんまり説明しないwとりあえず,Panasonicのブースで,でっかいディスプレイ2個が上下したり回転したりして移動しながら映像を流してるのには驚いた.ディスプレイが回転しても映像がまわらずにそのまま表示されてるし.どうやってんだってかんじだった.あと,SIIネットワークシステムズのブースで,僕が学生にも関わらず熱心な説明をしてもらった.シリアルコンソールをハブにまとめたようなプロダクトはおもしろかった.そして,ぷらっとホームのマイクロサーバシリーズを見てきた.パンフレットももらったし欲しくなってしまった.これが,NetBSDだったらと思うんだよなぁ.
ということで,簡単な感想文.やっぱり,行ってみないとね.
まず,驚いたのはネットワーク環境が40Gbpsで,グローバルIPがDHCPで振られる.そのIPもクラスAだってこと.前情報でInteropの回線は40Gbpsだってきいてたんだけど,そのすごさが会場に行ってわかった.サーバのラックが十数代並んでて,いろんな機器が乗っかってて,とんでもない光景.機器のそれぞれを追うことなんて,僕には無理だったし,ネットワーク構成が半端ない.ネットワーク図ってこんな複雑になるんかってくらい複雑だった.もうちょっとちゃんとネットワークの勉強をしないとなぁと思ってしまった.
有名企業に並んで,IBC岩手放送も並んでた.僕が少し手伝ったものもそこにあって,最終日にはそこで説明係をやることになってしまった.いやぁ,いい経験になった.ローカル局もこれからは頑張らないとね.Internetに地方もくそもないんだから.
他の企業のブースもすごかったし,僕の理解の範疇をこえた難しいこともあって頭が疲れた日だった.すごさを文章にできるほど文才がないからあんまり説明しないwとりあえず,Panasonicのブースで,でっかいディスプレイ2個が上下したり回転したりして移動しながら映像を流してるのには驚いた.ディスプレイが回転しても映像がまわらずにそのまま表示されてるし.どうやってんだってかんじだった.あと,SIIネットワークシステムズのブースで,僕が学生にも関わらず熱心な説明をしてもらった.シリアルコンソールをハブにまとめたようなプロダクトはおもしろかった.そして,ぷらっとホームのマイクロサーバシリーズを見てきた.パンフレットももらったし欲しくなってしまった.これが,NetBSDだったらと思うんだよなぁ.
ということで,簡単な感想文.やっぱり,行ってみないとね.
2007年6月11日月曜日
MacPortsを使おう.#1
MacPortsってのは, Mac OS Xで様々なオープンソースソフトウェアを簡単にインストールする方法を提供するツール.
FreeBSDのPortsを参考にしているけど,結構違う.FreeBSDだと古流なMakefileを用いたものだが,MacPortsだとTclを用いたものなのだ.まあ,詳細はMacWikiでどうぞ.
さて,いまの時代はFinkよりMacPortsなかんじなので,流行に乗り遅れないためにもMacPortsを導入しようというわけだ.
インストール手順は次のとおり.他のソフトウェアのようにさっくりと行かないので,ちょっと面倒.とくに開発をしない人にとってはね.(注意:Mac OS X Tigerでの話なので,他のバージョンのOSだと手順が違うかも.)
1.Macに付属しているInstall Discから,Xcodeをインストールする.
2.Macに付属しているInstall Discから,X11をインストールする.
3.環境変数の設定のために,~/.profileに以下の内容を追記する.~/.profileがない場合は,作成する.
上の意味が分からない人は,ターミナルを起動して次のコマンドを入力する.($マークはターミナルを示しているから,入力しなくていい.)コピペすると間違いがないと思う.とか言って,僕が間違ってたりしてwあと,EDITOR=viは,EDITOR=picoとか,EDITOR=emacsとかにしてもいい.
4.MacPortsのWebページから,.dmgファイルをダウンロードする.
4-1.Downloadsをクリックする.
4-2.Downloads Directoryをクリックする.
4-3.MacPorts-1.4.0/をクリックする.
4-4.MacPorts-1.4.0-10.4.dmgをダウンロードする.
5.ふつうのソフトウェアと同じようにインストールする.
これで,使用準備完了.ターミナルを再起動して,環境変数を反映させる.動作確認は,次のようにコマンドを打って,バージョンが出ればとりあえずはOK.
使用方法については,次回のエントリで書こうと思う.さて,何のソフトウェアを試しにインストールしてみたらいいんだろ・・・.
FreeBSDのPortsを参考にしているけど,結構違う.FreeBSDだと古流なMakefileを用いたものだが,MacPortsだとTclを用いたものなのだ.まあ,詳細はMacWikiでどうぞ.
さて,いまの時代はFinkよりMacPortsなかんじなので,流行に乗り遅れないためにもMacPortsを導入しようというわけだ.
インストール手順は次のとおり.他のソフトウェアのようにさっくりと行かないので,ちょっと面倒.とくに開発をしない人にとってはね.(注意:Mac OS X Tigerでの話なので,他のバージョンのOSだと手順が違うかも.)
1.Macに付属しているInstall Discから,Xcodeをインストールする.
2.Macに付属しているInstall Discから,X11をインストールする.
3.環境変数の設定のために,~/.profileに以下の内容を追記する.~/.profileがない場合は,作成する.
export EDITOR=vi
export MANPATH=/opt/local/man:$MANPATH
export PATH=/opt/local/bin:/opt/local/sbin:$PATH
上の意味が分からない人は,ターミナルを起動して次のコマンドを入力する.($マークはターミナルを示しているから,入力しなくていい.)コピペすると間違いがないと思う.とか言って,僕が間違ってたりしてwあと,EDITOR=viは,EDITOR=picoとか,EDITOR=emacsとかにしてもいい.
$ echo export EDITOR=vi >> ~/.profile
$ echo export MANPATH=/opt/local/man:$MANPATH >> ~/.profile
$ echo export PATH=/opt/local/bin:/opt/local/sbin:$PATH >> ~/.profile
4.MacPortsのWebページから,.dmgファイルをダウンロードする.
4-1.Downloadsをクリックする.
4-2.Downloads Directoryをクリックする.
4-3.MacPorts-1.4.0/をクリックする.
4-4.MacPorts-1.4.0-10.4.dmgをダウンロードする.
5.ふつうのソフトウェアと同じようにインストールする.
これで,使用準備完了.ターミナルを再起動して,環境変数を反映させる.動作確認は,次のようにコマンドを打って,バージョンが出ればとりあえずはOK.
$ port version
Version: 1.442
使用方法については,次回のエントリで書こうと思う.さて,何のソフトウェアを試しにインストールしてみたらいいんだろ・・・.
2007年6月9日土曜日
viのE558エラーの回避方法.
エラー:
E558: Terminal entry not found in terminfo
原因:
KaoriYa版VIMに付属している.vimrcを使用した場合に発生する.
.vimrcにて,term=beos-ansiが設定されているために生じる.
回避方法:
.vimrcの
を
に変更する.
E558: Terminal entry not found in terminfo
原因:
KaoriYa版VIMに付属している.vimrcを使用した場合に発生する.
.vimrcにて,term=beos-ansiが設定されているために生じる.
回避方法:
.vimrcの
set term=beos-ansi
を
set term=builtin_xterm
に変更する.
2007年6月1日金曜日
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