2009年8月18日火曜日

Mac OS X Leopard: ターミナルの環境設定

Mac OS X Leopard のターミナルの環境設定メモ.Pro をベースに,フォントに「Osaka-等幅 14 pt.」を選択し,option キーに meta キーをマッピングするというかんじ.

普段使ってる環境はこういう見た目.



○環境設定

1. 起動時に開くウィンドウを Pro にする.


2. Pro をデフォルトにし,フォントを「Osaka-等幅 14 pt.」にする.


3. option キーに meta キーをマッピングするために,「メタキーとして option キーを使用」をチェックする.

2009年8月17日月曜日

Mac OS X の bash の環境設定ファイル

Mac OS X Leopard のデフォルトシェルである bash で,どのようにして PATH や MANPATH などの環境変数が設定されていくのかのメモ.

1. /etc/profile
ログインシェルを起動して,最初に実行される環境設定ファイル./usr/libexec/path_helper -s と /etc/bashrc を実行している.

2. /usr/libexec/path_helper -s
/etc/paths ファイルと /etc/paths.d ディレクトリのファイルを読み込み,そこに列挙されたパスを PATH 環境変数に設定する.(path_helper の実体は bash 用シェルスクリプト.bash に詳しければ読めるはず.path_helper の先頭にコメントで説明があるが,実行内容とかなり乖離していることに注意.)

3. /etc/bashrc
対話型シェルとして起動された場合,ホスト名とカレントディレクトリ名,ユーザ名,ドル記号(例えば,michael:~ takuya$ というような文字列.)をプロンプト文字列として設定する.また,bash がウィンドウサイズをコマンドごとにチェックし,必要であれば LINES 環境変数と COLUMNS 環境変数を変更するように,checkwinsize を設定する.

2009年8月16日日曜日

bash の環境設定ファイルの意味について .bash_profile .bash_login .profile .bashrc .bash_logout

bash の環境設定ファイルのそれぞれの意味についてのメモ.

○環境設定ファイル

/etc/profile ログインシェルとして起動されたときに実行される.
~/.bash_profile ログインシェルとして起動されたときに実行される.
~/.bash_login ログインシェルとして起動されたときに実行される.(.bash_profile が読めないとき.)
~/.profile ログインシェルとして起動されたときに実行される.(.bash_profile と .bash_login が読めないとき.)
~/.bashrc ログインシェルとして起動されなかったときに実行される.
~/.bash_logout ログインシェルを終了する前に実行される.

○実行順序
if [ -r /etc/profile ]; then
source /etc/profile
fi

if [ -r ~/.bash_profile ]; then
source ~/.bash_profile
elif [ -r ~/.bash_login ]; then
source ~/.bash_login
elif [ -r ~/.profile ]; then
source ~/.profile
fi

2009年8月5日水曜日

Microsoft Expression Web SuperPreview for Internet Explorer

Internet Explorer のバージョンごとに表示して,レンダリングを確かめられる Microsoft 製のツール.


Internet Explorer 6,Internet Explorer 7,Internet Explorer 8 のレンダリングを確認できる.最近のブラウザ事情からすると,IE については,6〜8まで対応していればいいんじゃないかなと思うので,必要充分じゃないかな.僕は Legna を IE6 と IE7 に対応させるために使用してみて便利だなと感じた.

関連サイト:
Microsoft Download Center: Expression Web SuperPreview for Internet Explorer

ヒラギノを TrueType フォント (TTF) に変換する

Apache FOP で,ヒラギノを使いたいと思ったんだけど,OS 付属のヒラギノは,OpenType フォント (OTF) なので,そのままでは使用することができない.なので,FontForge を使用して,TrueType フォントに変換してみた.これって,ライセンス上どうなんだろう…….まずいかな…….

まずは,いつもの MacPorts を使って,FontForge をインストールする.
$ sudo port -c install fontforge

結構時間がかかるので,先にやっておいてほかの作業を同時進行する.とりあえず,作業ディレクトリを用意して,そこに移動する.
$ mkdir ~/Documents/Fonts
$ cd ~/Documents/Fonts

今回は,ヒラギノ明朝 Pro W3 を変換してみるので,対象のフォントファイルを作業ディレクトリにコピーする.
$ cp /Library/Fonts/ヒラギノ明朝\ Pro\ W3.otf .

fontforge で対象のフォントファイルを開く.
$ fontforge ヒラギノ明朝\ Pro\ W3.otf

こんな画面が出ると思うけど,とりあえず「すべて選択 (A)」をクリックして,「はい (Y)」をクリックする.


このウィンドウが出たら,メニューの CID > 単一化 (F) をクリックする.(CID については,参考文献を参照のこと.)


そうするとこのように,グリフが表示される.Unicode 文字名に対応するかららしい.


最後に,ファイル > フォントを出力 (G)… クリックし,適当な名前をつけ,出力が TrueType になっていることを確認し,保存する.


こんな風に,比較的簡単に変換できる.FontForge を使って,斜体 (Oblique) フォントやボールド (Bold) フォントをつくる方法についてもそのうち説明したいと思う.

参考文献:
小悪魔な林檎♪: OTFからTTFのヒラギノ
FontForge: CID メニューと CID キー指定フォント

追記(2009年8月5日):
Xcode 3.1 が必要だったような気がする.インストールしたのがちょっと前だったので忘れてたけど,なんかメモっぽいのに書いてあった.Xcode 3.1 は,Apple Developer Connection からダウンロードできるよ.