2009年1月20日火曜日

FreeBSD でサーバ構築 #7

林檎生活100: FreeBSD でサーバ構築 #6の続き.今回は,独自ドメインについて.取得方法ではなくて,それがどのようにして名前解決されるのかってことについての読み物だね.

ここでは,独自ドメインを取得済みとして話を進めていく.取得していない場合は,適当なレジストラでドメインを取得してほしい.取得方法については省略.レジストラに詳しく書いてあるからね♪

さて,僕は legna.org という独自ドメインを持っていて,DNS サーバには lucifer.legna.org というホスト名をつける.DNS サーバには,www.legna.org を登録し,そのホスト名で Web サーバにアクセスできるようにする予定だとしよう.これが完成したときに,www.legna.org はどのようにして名前解決されるのだろうか?

林檎生活100: DNS の仕組みの図を参考にして考えてみてほしい.実は,図でいうところの com のネームサーバ(今回は legna.org なので org のネームサーバになるが.)のところで,追えなくなるはずだ.legna.org の DNS サーバのことを org の DNS サーバが知っていなければならないからね.

ということで,独自ドメインを取得した後に,そのドメインと DNS サーバを結びつける作業をしなきゃなんない.僕の場合は,lucifer.legna.org という DNS サーバを登録した.くわえて,ns1.everydns.net という無償のセカンダリ DNS として登録した.このセカンダリ DNS については,次回のエントリで説明する.(次回のエントリでその DNS サーバの設定方法を教えるので,とりあえずセカンダリ DNS サーバには,ns1.everydns.net を登録しておけばいいと思う.)

僕が契約しているドメインは,このような画面でネームサーバを設定する.


これで,名前解決できるようになるだろうか?実は,まだ足りないものがあるwlucifer.legna.org を引けないので,legna.org の DNS サーバの IP アドレスがわからないのだ.lucifer.legna.org というホストは,legna.org というドメインに含まれている.legna.org の DNS サーバは lucifer.legna.org である.lucifer.legna.org というホストは……,というような「鶏と卵」の問題だ.ということで,org の DNS サーバには,グルーレコードと言われる lucifer.legna.org と IP アドレスを結びつけるレコードが DNS サーバが登録されるときに一緒に登録される.(まあ,普通の A レコードだけどね.)

これで,図と同じように名前解決できるようになるはずだよね♪DNS サーバをちゃんと立ち上げればだけどwww

さて,独自ドメインがどうやって名前解決できるようになっているかわかっていただけただろうか.まあ,実際にはドメインの委譲って作業で,それをレジストラを介してやっているにすぎないんだけどね〜.次回は,今回ちょろっと出てきたセカンダリ DNS について説明しようと思う.無償のセカンダリ DNS の利用方法についても書くので,お楽しみに〜.

追記(2009年6月15日):
Interlink のドメインマネージャの画像を追加.

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