2009年8月5日水曜日

ヒラギノを TrueType フォント (TTF) に変換する

Apache FOP で,ヒラギノを使いたいと思ったんだけど,OS 付属のヒラギノは,OpenType フォント (OTF) なので,そのままでは使用することができない.なので,FontForge を使用して,TrueType フォントに変換してみた.これって,ライセンス上どうなんだろう…….まずいかな…….

まずは,いつもの MacPorts を使って,FontForge をインストールする.
$ sudo port -c install fontforge

結構時間がかかるので,先にやっておいてほかの作業を同時進行する.とりあえず,作業ディレクトリを用意して,そこに移動する.
$ mkdir ~/Documents/Fonts
$ cd ~/Documents/Fonts

今回は,ヒラギノ明朝 Pro W3 を変換してみるので,対象のフォントファイルを作業ディレクトリにコピーする.
$ cp /Library/Fonts/ヒラギノ明朝\ Pro\ W3.otf .

fontforge で対象のフォントファイルを開く.
$ fontforge ヒラギノ明朝\ Pro\ W3.otf

こんな画面が出ると思うけど,とりあえず「すべて選択 (A)」をクリックして,「はい (Y)」をクリックする.


このウィンドウが出たら,メニューの CID > 単一化 (F) をクリックする.(CID については,参考文献を参照のこと.)


そうするとこのように,グリフが表示される.Unicode 文字名に対応するかららしい.


最後に,ファイル > フォントを出力 (G)… クリックし,適当な名前をつけ,出力が TrueType になっていることを確認し,保存する.


こんな風に,比較的簡単に変換できる.FontForge を使って,斜体 (Oblique) フォントやボールド (Bold) フォントをつくる方法についてもそのうち説明したいと思う.

参考文献:
小悪魔な林檎♪: OTFからTTFのヒラギノ
FontForge: CID メニューと CID キー指定フォント

追記(2009年8月5日):
Xcode 3.1 が必要だったような気がする.インストールしたのがちょっと前だったので忘れてたけど,なんかメモっぽいのに書いてあった.Xcode 3.1 は,Apple Developer Connection からダウンロードできるよ.

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